jippiniusの自然科学研究

ジッピニウスの自然科学や技術関連についての備忘録です。

米国のワクチン接種の状況:こちらもうまくいってないらしい

アメリカでワクチン接種が始まってから、3週間が経とうとしている。Pfizer+BioNTechのワクチンの場合、2度目の接種がそろそろ始まる頃である。現在のアメリカの新規感染者数を見ると、英国同様、ワクチンが効いてきた兆しは見えない。やはり、ひと月では効果が見えてこないようだ。

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米国をはじめとする主要国の新規感染者数(source: John's Hopkins University)

 

英国と同様、米国でもワクチン接種がうまくいっていないという(abcnewsによると)。しかし、その理由は英国とは異なる。複数の理由があるようで、例えば(1)国土の広さによる流通の問題:なかなか時間通りにワクチンが配達されないという点や、配達員のサボータージュ、あるいは意図的にワクチンを廃棄する犯罪まがいの行為などもみられるという。予定の1/10程度しか接種は終わっていないらしいが、ワクチンには「賞味期限」があって、1月の末までに予定通りに接種が進まないと、廃棄せざるを得ないという(このままでは90%がゴミになることとなる...)。(2)ワクチンの安全性に不安を感じる人が米国には多いらしい。そのため、呼びかけになかなか応じてくれない人が多数いるようである。「ワクチンが冷蔵庫の中で待ちぼうけの状態」と愚痴る知事もいるらしい。

www.goodmorningamerica.com

感染爆発を抑えるために、2回目の接種を犠牲にしても、とりあえず全員に1回目の接種をしてもらうという戦略を英国は選んだ(2回目の接種がは3ヶ月ほど遅らせる)。一方で、米国の責任者であるファウチ博士は、「英国と同じ方法は採用しない。予定通り2回の接種を目指す」と断言している。ワクチンを作った製薬会社も「2ヶ月も3ヶ月も間を空けた場合の治験は存在しないので、効果を保証できない」としていた。

はたして、英国と米国、どちらのやり方に軍配が上がるのであろうか?

www.theguardian.com