jippiniusの自然科学研究

ジッピニウスの自然科学や技術関連についての備忘録です。

死者数が増えてきた....

死者の数というのは、なかなか隠せないものである。したがって、感染流行の深刻さをえぐるためには、本来死者数を指標にすると正確なことがわかりやすくなる。

これまでの経験から、第3波において感染爆発するかどうかの目安として、東京の死者が10人/日を超えてくること、および日本全国の死者数が100人/日を超えてくること、という2つの指標を用意して、推移を見守っている。「耐えていても、いずれは跳ねる」というのが世界的な法則であるが、なぜか日本にはそれがいままで適用できなかった。

さて、東京は今日も10人の死者が出た。この3日間の推移は10人、9人、そして10人である。また、全国の死者数の方は、本日、これまでの最高値の63人が記録された。両方の指標ともに、危険水位に入りつつある。

www3.nhk.or.jp

これまで、政府は「感染者数に一喜一憂するのはバカだ。重症者と死者数が抑えてあれば、多少は感染者が出たって気にせず普通の生活をすればよいのだ」と暗に主張してきたが、ここにきて死者の山を見ると、もはや第一波の比ではなく、医療崩壊寸前の惨めな状態である。これまで「感染対策の日本モデル」とか、「日本の医療はよく抑えている」とか、「日本の医療レベル、医療システムは外国に比べはるかに高水準」とか、自画自賛してきた日本政府や日本人は、今や、ついに口をつぐんだ。

やっぱり、gotoキャンペーンは大失敗だった。あれのせいで、こんなにひどくなってしまったのだ。医療が高度のために日本では感染しても死なないわけではなく、やっぱり日本国民が気をつけて感染しないようにしていたから死者が少なかったのだ。これまで「ファクターX」があると思っていた人も、提唱者の山中先生が「それはマスク?」とか弱気なことを言いだしたのを聞いて、ひどく失望したのではないか? 多くの人が、「ファクターXはない!」と言い始めているような気がする。