jippiniusの自然科学研究

ジッピニウスの自然科学や技術関連についての備忘録です。

VAIO来たる

ついに来たVAIO


VAIOが来た。

 

f:id:jippinius:20201121134956j:plain

VAIO SX12 (Japanese Edition)

macbook proから遅れることほぼひと月。この遅れはmacbook proに比べ, VAIOには様々なモデルがあるからであった。法人契約ということになると、ネットで見ているモデルは買えなかったりするらしい。

しかし、あまりにも特別なモデルを買ってしまうと、「人柱」になってくれた世界中の皆さんの大量の情報を、ネット検索できなくなる可能性があるため、できれば避けたいところであった。いろいろと交渉してなんとか、一般的なモデルSX12を購入することができた。

VAIO SX12はCore i5Comet Lakeと呼ばれるタイプのCPUを搭載するミドルレンジのマシンである。先に買ったmacbook proQuad core i5であるから、ほぼ似たようなスペックである。今回は「壊れそう」なマシンのバックアップを、「冗長」系により実現するために、安めのマシンを2台買ったのである。あまり文句は言えない。

macbook proの方はほぼ設定が終わり、オンライン講義にすでに利用している。論文もかけるし、プログラミングもできるし、数値計算も可能な状態である。結構満足しているが、2つほど文句がある。まずはUSB-C/Thunderboltのコネクタが左側に2つしかない点である。やはり、左右2つずつあるのがいい。また、改良されたはずのキーボードだが、ちょっとスプリングが強すぎる。タイプするのに力が必要だし、打ちにくいので指がよく引っかかる。ミスタイプが増えたと思う。もしVAIOが気に入らず、また来年度の研究予算が十分確保できれば、ハイエンドモデルにアップグレードしたいものである。

軽い!

VAIOを梱包から取り出した時の感想は「軽い!」の一言のみである。とにかく軽い(0.887kg)。ということは、筐体はほぼプラスチックづくめであるということである。まさに「日本製」である。(とはいえ、高級モデル、というのをつくって、アルミ筐体のバージョンがあってもいいかもしれない...ただ、macbook pro13インチは1.4kg.....)

軽すぎて、スクリーンを片手で開くことができない。開くときは左の人差し指でキーボード側を抑え、右手の親指で引っ掛けながら持ち上げる。必ず「両手」で開くことになる。スクリーンの途中に蝶番が付いていて、開けるとキーボードが少し持ち上がる形になる。緩い傾斜となるので、キーボードを打ちやすくなるのであろうか?まだ、あまり文章を打っていないので、これに関してはなんともコメントしかねる。

 スイッチはどこか?

最近のマシンはスイッチを隠したがる傾向があるのであろうか?先日も購入したばかりの大型モニターのスイッチがどこかわからず四苦八苦した。VAIOでも同様にあちこち押しまくってしまった。右上にありそうなことはわかる。しかし、まさかこの細長いのが電源スイッチになっているとは思わなかった。まあ、慣れてしまえばこのくらい小さい方が便利かもしれない。

f:id:jippinius:20201121142508j:plain

VAIOの電源スイッチ

電源が入るとスイッチ全体が緑色に光る仕様である。macbookではなにも点灯しない。充電がなくなってくると、点滅するのだろうか?

起動する

起動してみた。macだと白いりんごのロゴが出てくるが、VAIOはシンプルにVAIOのロゴである。ここでf4を押すとBIOSに移行できる。BIOSをいじると、なぜか知らないが安心する。自分のマシンだ、という実感がするのだ。ただ、CPU温度だとか、ファンの回転数だとかのモニターはできない。あくまで、設定のみである。BIOSの方はあとでまた触れることにしよう。

f:id:jippinius:20201121144222j:plain

VAIOの起動画面

普通はBIOSなんかはいじらないから、そのままにしておくとWindows 10が立ち上がる。いつものようにお節介であり、煩わしい初期設定が始まる。MSアカウントをつくれ、と言われたが、「嫌である」という選択肢がない。しかたないので、Skypeのアカウントで設定を続けることにした。しかし、Skypeなんて外国にいったときにしか使わないので、パスワードを忘れてしまった....なんども間違えて面倒臭いことになりそうになったが、なんとか最後に思い出せて、ほっとした。

Windows10が起動する

大学のマシンはWindows 10に随分前に移行していて、ときどきは使っているのだが、起動時間が長く、いい印象はない。おそらくネットワークブートになっているものと思われる。その昔、外国の大学で働いていた頃、Sun Rayを使わされていたことがあったが、あれと同じ程度のフラストレーションがあっる。正直、ネットブートのマシンは嫌いである。Google Classroomも同様の理由で(実は)嫌いである。

しかし、ローカルな環境で使ってみると、Windows10もある程度の速さで動いてくれる。これならば、まだやる気がする。すこしいじってみることにした。

まずはPowershellの起動を試す。WIN+Sでpowershellと打つと立ち上がる。一方で、MS-DOSの名残であるコマンドプロンプトも「コマンド」と打つと立ち上がる。

f:id:jippinius:20201121145229j:plain

Windows10のpowershellとcommand prompt

コマンドプロンプトと違うPowershellというのをどうしてWindows10では採用したのかというと、どうやらLINUXの要素をwindows 10では取り入れているからなのである。echoとかcatとかいうコマンドをPowershellでは利用することができる。オリジナルなコマンドの体系は独自のもので、verb-objectという英語の形式を採用しているが、aliasによってUNIXコマンドとも結びついている。たとえば、catはget-contentのaliasであるし、cdはset-location、echoはwrite-outputとなっている。

個人的には、ssh/scpが使えるのが嬉しい。これはコマンドプロンプトでも利用できる。たとえば、このブログで使っているVAIOのjpg画像は、デジカメで撮影し、VAIOのSD-Card slotから読み込み、scpで「壊れそうなmacbook pro」に転送し、画像処理した上で投稿している、という感じである(まだ、MS Edgeを使ってブログを書く試みは行なっていない...)。

PowershellUnix shellのalias対応表はget-aliasで表示できる。grepはなくて、findstrを利用する。これはMS-DOSコマンドらしいが。パイプも使えるのでget-alias|findstr echoなどという表現は可能である。

BIOS設定へ

10年ぶりの自前Windows(初めてのWindows10)のタッチを味わった後、BIOSの設定に入る。これは、USBメモリを使ってLinuxカーネルでマシンを起動するための準備である。なにしろ、VAIO購入の最大の目的は、Linuxマシンの復活である。

我輩のNotebook生活はDynabook SS3330から始まっている。すばらしいマシンであった(まだ使える!)。お金がなかったのでCD-ROMが付いてないバージョンを買った。あの当時は、仕方なくネットブートによるlinuxインストールなどをやったものだが、それがいまや主流になっているのは驚きである。これにRed Hatslackwareを入れて、大学院時代の研究を行なった。とにかく薄くて軽かったので、随分長いこと使った。

Dynabook SS RX1が出たとき、CD-ROMが入っているのに、さらに軽くなったのに驚いた。購入するかどうか随分迷ったが、結局買うことにした(迷っている間にRX2が出てしまった)。Windows VistaLinux(Fedora)が入れて、Powerbookのバックアップ機として使用した。Powerbookは引退したが、Dynabook ss RX2はバックアップとして利用し続けた。そのためまだ現役である...。今回購入したVAIOにより、ついにDynabook全機が引退するときが来た。

Dynabook東芝原発事業で失敗したせいで中国企業になってしまったし、その役員に柳井唯夫氏が就任したこともあり、完全に信頼をなくした。もう2度とDynabookは買わないつもりである。

SONY製品はすぐ壊れるので嫌いだったのだが、製品のアイデアは好きだった。しかしaiboの開発終了や、mp3 walkmanやネット音楽データの販売などでリードを守れなかったことなど、経営の失敗が続き、ついにVAIOソニーから切り離されてしまった。しかし、それが故にVAIOのイメージは多少、我輩の心の中で改善したような気がする。Dynabookの失墜も加わったりして、VAIOを今回選んだのはちょっと複雑な理由によるのだ。

中心にあるのは、VAIO SX12にDynabook ss 3330の後継機になってもらいたいという気持ちである。研究のメインマシンとしてLInuxを活用していた頃に戻りたいと思うのである。Steve Jobs亡き後Appleも変わってしまった。自由がなくなった。だから、またLinuxへ帰るのである。

さて、起動ボタン+f4により、BIOSを立ち上げよう。まずはVAIOレスキューモードに入る。Linuxのインストールに失敗したときなどは、ここからWindows10を修復することになるだろうから、今のうちによくやり方をみておく必要がある。

BIOSへもこの画面から入ることができる。

f:id:jippinius:20201121154332j:plain

BIOSへ入る画面

BIOSに入ると、機器の設定などが制御できる。このマシンではオンライン講義をやる予定はないのでカメラの接続を切ってみた。次に、ブートデバイスのプライオリティの設定である。今は、Windows boot managerが最優先になっているが、これに変えてUSBフラッシュメモリーに変更する。これで、USBメモリに仕込んだLinuxカーネルを使って起動することが可能になるはずだ。

ここまでやって、一旦作業は中断である。次はUSBに乗せるLinuxカーネルやイメージの選択作業である。Ubuntuが人気あるようだが、果たしてどうだろうか?

f:id:jippinius:20201121160933j:plain

USBデバイスによる起動を最優先に変更