昨日のニュースを一つ見逃していた。埼玉県の感染急拡大の一翼を担っていたのが、劇団の大規模なクラスターだったという報道である。これは、Gotoキャンペーンによる、県民の感染とは違う状況である。
100人近い劇団員が参加して行われた稽古場での感染だという。感染対策は「しっかり」行なったとのことで、例のマウスシールド(麻生大臣が好んでつけるプラスチックのシートである)を装着していて「万全」だったと主張しているらしいから、やはり「万全な対策」はぜんぜん万全じゃないことが再び示されたことになる。
Gotoキャンペーンとは直接は関係ないが、政府の「コロナのある新しい日常」とやらいうキャンペーンの一角という意味では、同じ系列の活動の結果として発生した集団感染ということになろう。
観光旅行の推進、飲み会の再開、大学の対面授業、野球観戦、コンサートやスポーツ大会などなど、次々と政府は「日常活動」を再開する方向で動き出しているが、最初にその流れに乗っかった人々は、戦争の前線で我先に突っ込んでは撃たれていく足軽や二等兵のようになってしまう可能性があるんじゃないだろうか?
追記)こういうニュースも流れている...