jippiniusの自然科学研究

ジッピニウスの自然科学や技術関連についての備忘録です。

東京の新規感染者55人の内訳:埼玉県の影響は?

東京の本日の新規感染者は55人ということで、多くの報道機関が大きく取り上げた。

このブログでこのところ注目している23区別のデータも最新のものが公開されたが、(東京都の方で)統計をまとめるのに時間がかかるということで、いつも1日遅れの発表になる。したがって、本日発表された区別のデータにはタイムラグが生じている。また、新規感染者の総数は「速報」だということで、「修正」が後で入ることもある。今週も板橋区で一人減少した日があった(6/22→6/23)。これらのことを念頭において、23区別のデータ(本日公開分)をみてみよう。

予想されるのは、新宿がダントツでトップだろう、ということだろう。2位は世田谷か、それとも最近増加が著しい豊島区か?

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[6/23の東京23区別の新規感染者数]

もっとも伸びが大きかったのが豊島区であった。2位は練馬区で、新宿は3位だった。

そのあとは、同順位で足立、板橋、太田区、港区、目黒区が来る。

1日分の感染者数というのは個々の事情による傾向が強いので、あまり結論じみたことは言い難いのだが、この傾向からひとつ言えそうなことがある。それは、東京北部、つまり埼玉に接しているあたりで、最近増加が著しいという傾向である。

豊島区は直接は接していないが、埼玉県民の「東京玄関」である池袋がある。練馬区板橋区は埼玉県に直接接している上に、池袋(豊島区)にも接している。

実は、埼玉県の感染者はこのところ著しく増加している。本日(24日)は9人、昨日(23日)は12人だったが、この水準の新規感染者の発生は90日ぶりだという。

新宿の感染者急増という今までの流れを考えれば、埼玉に感染源があると考えるのは間違いだろう。感染源はあくまで新宿だと思われる。新宿から池袋、そして池袋から埼玉などの北部へ感染が広がっていると考えるべきだろう。どうしてそういう傾向になっているのかはわからないが、自粛で精神をすり減らしたのは東京在住者というよりは、東京に行けなかった埼玉県民だったのかもしれない。しかし、これはあくまで、東京内部でランダムに感染が広がらず、北部に向けて拡散していると「決めつけた」場合の解釈であって、この仮説を確かめるには明日以降の23区別のデータを見なくてはならない。

人の交流、県をまたぐ移動が始まり、最初に感染が広がり始めたのが埼玉/東京の境だったということを意味しているのであろうか?明日公表される23区別のデータが待たれるところである。