jippiniusの自然科学研究

ジッピニウスの自然科学や技術関連についての備忘録です。

東京23区別にみる、この一週間の新規感染者

5月25日に緊急事態宣言が解除されたが、その後感染者が少しずつ増えている。とりわけ注目されたのが、北九州と東京だ。

北九州は間髪入れずに再度自粛要請を行った上、PCR検査を拡大し、無症状感染者のあぶり出しにも着手した。その甲斐があったようで新規感染者のピークは5月下旬に過ぎた感じである。

一方の東京は新規感染者が20-30人/日の状態が続いている。PCR検査を拡大するような話は聞こえてくるが、目に見えての効果はないように見える。自粛生活に飽き飽きした、若者を中心とした都民が繁華街で感染している状況だという。東京都が発表しているデータをもとに、この一週間に発生した新規感染者の区別の人数を見てみよう。

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5/31-6/6の間に発生した新規感染者の区別の人数

「繁華街」の発生者ということで、新宿の感染者が多いのは納得いく。その次は世田谷区である。世田谷区といっても、明大前とか下北沢とか、新宿に近い方なんだろうか?ちょっと不明である。

3位は港区であるが、新宿よりは抑えが効いている感じがする。中野区が多めなのは、なかなか院内感染クラスターが収束しないからか?それとも市中感染が広がっているのだろうか?渋谷や目黒は意外に低いが、それでも毎日一人程度の感染者が発生していると思うと少なくはないと感じる。いずれにせよ、情報が足りない。なにが起きているか、さっぱりわからない。

東京で今起きていると思われるのは、「新しい生活」になじめず、以前のような生活を取り戻そうと、思い切って昔のような行動を再開してみるのだが、結局は、野球選手に見られたような「健康な無症状感染者」との接触によって感染し、「馬鹿を見る」結果となっている。ただ、感染する確率がまだかなり低いので、結構多くの人が楽観的に振る舞い続けていて、街中を出歩いている人はそれなりに多いようだ。ただ、報道などを聞いて少しずつ恐怖が高まっているせいか、普通の人たちは結局は自粛ムードに戻る判断をする... と、こんな振動モードに陥っている気がする。\(R_0\)はまだ東京では随分低いような気がする。