jippiniusの自然科学研究

ジッピニウスの自然科学や技術関連についての備忘録です。

台湾と日本の違い

台湾と日本の違いは明らかだし、周知の事実であるが、ここでもう一度確認しておきたい。それは、春節の時に中国からの観光客を受け入れたか、それとも締め出したか、の違いである。

もちろん、台湾も一定の割合で中国観光客を受け入れたが、PCR検査や検疫と隔離を徹底し、国内に新型コロナウイルス を入れないように水際で全力を尽くしたところが、日本政府のやり方とまったく違ったのだった。

日本政府は、「爆買い」とかなんとか言って、中国人が落としていく「端金」に執着したため、新型コロナウイルス に罹患した「無症状感染者」をガンガン受け入れたのである。自由に入国させ、自由に移動させ、自由に宿泊させ、自由に飲み食いさせたのである。一方の台湾政府は、検査を徹底的に行い、感染者は隔離して行動を徹底的に制限したのである。

その結果、現在のところ、台湾の感染者は298人(日本は1894人)、台湾の死者は3人(日本は59人)だ。日本の感染者は6倍多く、死者は20倍多い!

しかし、これはあくまで統計上の話であり、日本の場合にはしっかりPCR検査を行っていないので、本当の感染者の数はもっと多いはずである。本日の東京都の会見で、政府のクラスター対策を担う医者が認めたように、日本の統計が語るのはあくまで「氷山の一角」のみである。

台湾と日本の差は、これから開く一方であろう。かたや、科学的根拠に基づいて政策を策定した国家であり、かたや科学的根拠を無視し、経済的な都合に基づいて政策を決めた国家である。どちらが多くの国民の命と生活を守ったかは説明不要であろう。

ましてや、経済に関しても、「爆買い」に伴う端金と、感染蔓延を防止による経済効果とを比べれば、いったいどちらが「お得」だったかは明らかで、結局は、経済的な側面でも台湾に軍配があがるのである。科学は経済を守るし、経済は科学を支えるのである。どちらか一方がいびつに成長するのは不気味だし、長続きしない。

ここで疑問である。科学に基づかねば、悲惨な結果になることは、多くの日本人には自明の理であった。にもかかわらず、なぜ日本政府は愚挙に走ったのか?いくら端金が欲しいとしても、その先が想像できれば、台湾と同じ道を選ぶはずである。誰がどうやってこの愚挙のコースを決定したのか?それが疑問である。

ここから先は、自然科学ではない。が、隠された真実を解き明かすという意味では、自然科学に似ている。そういう意味では、探ってみる価値はあるのかもしれない。

最近、この疑問の答えに結びつくかもしれないと思われる、一つの報道があった。それは、新型コロナウイルス で毎日人が死んでいる状況で、とある政府の要人が、観光業の落ち込みに苦しむある地方に(視察という名目で)激励に向かったというのである。

コロナウイルス の撲滅にあまり興味を示さず、観光の打撃の方をむしろ心配する、というのは、「海外観光客が落とす端金のために新型ウイルスを日本国内に侵入させ、日本人を疲弊させた神経」と相通じるものがある。私は、この人物の研究をはじめてみることに決めた。